201号

OLの日記

日常

万緑に産声は聞こえずとも(1/2)

まだ7月を生きている気持ちだった。 ひんやりした風が部屋の中を吹き渡り、花火も祭りもない夏は今年も静かに過ぎ去ってしまった。 日記を放置した間にとんでもないウイルスが世界を震撼させている。 街中見渡しても、一年中みんなマスクがかかせない異常な…

こどものころ

おじいちゃんおばあちゃんお母さんお父さん私で行った国。 ‪ベルサイユ宮殿の埃っぽさ(あの壺がトイレ?!とか)、ルーブル美術館で人混みから遠目に見たモナリザ、ノイシュヴァンシュタイン城を登ってへとへとになって馬車に乗って帰りたいと駄々をこねたこと…

「?」「!」

2010年の昼ドラ「インディゴの夜」の主題歌 「わたしあうもの/LOVE」 久しぶりに聴いてもやっぱり良い歌、2人の声がマッチして軽快な曲調だな~と懐かしく思いながら 歌詞で気になったところ。 「‪未来を望んでいいかな‬‪あなたも もしそうなら‬‪意味を渡すから‬」…

三途の川を渡る準備が出来た日

「三途の川を渡る舟となり、冥土での灯火になり橋となる。」 3月、祖母が亡くなった。桜一緒に見ようねと約束した数日後だった。 不思議と哀しくないのは遠い昔「なんでひいおじいちゃん天国に行くの?」と死を理解していなかった幼い頃の私に「この世界でやるべ…

初夏の待ちぼうけ

隣の芝は見れば見るほど青く人と比べることでしか幸せを測れない自分が情けない。 心の貧しさによるものかもしれない。みんなに置いていかれることが何よりも嫌。 5月は一年で最も大切な季節だからしっかり地に足着けて生きたい 悲しくて泣いてしまうけど時…