201号

OLの日記

お茶とLOVE YOURSELF

7/31を以て大好きな会社を退職した。

びっくりするほど優しい、というより心のあたたかな人ばかりの集まる癒しの場所。


まず私は履歴書を持たずに面接に行った。

もういいや、と会社の近くにある釣り堀で魚釣りをしたことを話した。

それが功を奏して採用してもらえた。

(後日談、過去最高の応募者が来たが釣り堀の話が印象に残りすぎて採用したそうだ)


ある日、出荷作業を忘れてしまい、当たり前だが得意先に激昂されたことがある。

電話越しに伝わる荒い息。怒りを真っ直ぐにぶつけられ、疲れる程にただただ謝った。

クレームは営業さんにすぐに相談!と、事の流れを話そうとしたら、何故が涙が止まらずに代わりに先輩が全てを話してくれた。

 

食堂で項垂れていたら

営業部長に「大丈夫だよ。個人の責任ではなく会社の責任だから。ひとりで抱え込まなくていい。落ち着いたら戻っておいで」

営業さんは「僕が配達してきますね」と嫌な顔をひとつもせず京都まで商品を持って行ってくれた。


システムが頻繁に壊れ22時まで残業した時期。

お昼ご飯抜きで意識朦朧と作業をしてると

製造部長に「大丈夫か?」と聞かれて「無理です」と正直に答えた。

見かねた部長は私と後輩をご飯に誘ってくれて悩みがあれば話してくれとお好み焼き屋に行った(私が歯列矯正してるから固いものは食べれないので)(最終的に部長の思春期の娘にどう接したらよいのかの悩み相談になった)


出荷場の人と意見のぶつかり合いがあって

私は人目をはばからずにブチ切れた日。

それを見ていた品管の人が「ストレス溜まってるな~飲みに行きましょう」と誘ってくれた。


冬に胃腸炎や咳が止まらずに1週間休んで数日出勤しても体調が優れず早退する日々があった。

「仕事のことは気にせずにゆっくり休んで!身体が大事だよ」と先輩。

「ぜったいに仕事を優先しないで。休んだからといって気負うことはないよ。女の子にはこれから大事な仕事があるからね」と元看護師の総務さん。


社長はとにかく可愛い。マスコットキャラクターみたいな。

「これから寂しくなるけど、こうやってあなたと出会えたことが良かった」と泣かせにかかってくる。

 


アットホームと聞くとブラックな印象をもつかもしれない。

ここはとても良い意味でアットホームだった。

会社にいる方が居心地のよい日もあった。

(これは私の父親も同じことを言ってたな)

事務なのにお給料が他とは比べられないほど高かったのもサイコーだった。

 

人生のうちの2年という短い時間をこの人たちと過ごせて本当に良かった。出会えて良かった。感謝しかない。

 

こんなに良い職場に就く強運があるのだから

引越し先でも良い縁を導いてくれるだろう。

 

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